GHIPP x JSIE Regional Crises management and Leadership
クライシス・シミュレーションとは?
実際起こりえる危機的状況を仮想的に作り出し、参加者が普段机上では思いつかない危機的状況に対応しながら、その場での判断力や対応力、気づきなど実践的な学びを得ることを目的とします。米国から国防総省やホワイトハウスでも実施している第一線の専門家を招聘し、危機管理の対策を学ぶ貴重な機会となっております。
危機管理の現場では、普段からの準備としてクライシス・シミュレーション手法(*)を用いたトレーニングが有効とされています。米国の大学・大学院をはじめ、国連などでも疑似体験を伴うクライシス・シミュレーション手法を用いたワークショップや授業が多く行われています。GHIPPでは、国際情勢や外交問題、周辺地域情勢に精通している第一線の米国の専門家と連携しながら、実際起こりえる危機的状況を仮想的に作り出し、参加者が普段机上では思いつかない危機的状況に対応していくことで、その場での判断力や対応力、気づきなど実践的な学びを得ることを目的とします。日本では安全保障専門家らによるプログラムなど特定の分野において実施されていますが、このような手法を使って一般的にトレーニングを実施しているところは日本にはまだ少なく、安全保障、外交、ビジネスマネジメント、公衆衛生など多様な分野で求められる危機管理の対策を学ぶ貴重な機会です。
(*) 次から次へと危機的状況が発生した際に、どのように対応すべきか机上での疑似体験、シミュレーションを通じて学びを得るトレーニング手法です。