女性の活躍の場を広げ、一人ひとりが力を発揮しリーダーシップをとり行動することによって、誰もが自分らしい生き方のできる社会の実現を目指すJSIEと、TOMODACHI MetLife Women’s Leadership Programのコラボレーションとして、昨年に引き続きワシントンDCにてパネルディスカッションを実施しました。TMWLPは2013年に始まり、グローバルに活躍する次世代の女性リーダーの育成を目的としています。女性のエンパワーメントを促進しながら、リーダーシップをとりグローバルコミュニティに対する貢献度を高め、国際問題や社会問題など幅広いイシューを考えつつ、先達の生き方に学ぶ場を提供します。ワシントンDCを拠点にロールモデルとなる女性リーダーをゲストスピーカーに迎え、それぞれのこれまでの道のりを共有しながらのパネルディスカッションの後活発な意見交換の場を提供いたしました。
日時:2019年3月22日(金)13時00分~14時30分
場所:ワシントンDC市内
パネルディスカッション:
“Exploring Global Pathways: Unlock Your Full Potential to Lead”
パネリスト:林由佳氏、武部直子氏、小林知代氏
モデレーター:JSIE代表 村上博美
言語:日本語
林 由佳氏 ウォール・ストリート・ジャーナル記者(元東京副支局長)
ロイター通信、ダウ・ジョーンズ経済通信で記者として東京、
武部 直子氏 NIH国立がんセンター開発治療外来副部長、早期臨床治験開発プログラム、トランスレーショナルサイエンス・セクション・ヘッド
10年間勤めたNIH国立がんセンターがん治療評価部門(CTEP)から、同センターの開発治療外来(Developmental Therapeutics Clinic)の副部長、早期臨床治験開発プログラム、トランスレーショナルサイエンス・セクション・ヘッドとして2017年6月に異動。CTEP在籍中は、がんの早期薬剤開発のため産官学連携のもとで全米の大学医学がんセンター臨床治験を統括。NIH国立がんセンター以前は1999年よりメリーランド大学医学部血液腫瘍内科及び病理学科のアシスタントプロフェッサー、骨髄移植部門のアテンディングフィジシャン、がん実験治療学のラボの主任研究者。多発性骨髄腫の薬剤開発研究、臍帯血ステムセルの体外増殖、臍帯血ステムセル同種移植などの研究を行っていた。1988年に弘前大学医学部を卒業、日本で3年間の臨床研修の後、1991 年に渡米、サンフランシスコのUCSF関連病院であるCalifornia Pacific Medical Centerで内科レジデントを行い、ニューヨークのメモリアルスローンケタリングがんセンターの血液腫瘍内科フェロー、分子薬学治療学部門で遺伝子治療の研究をポスドク時代に行った。現在NCI Precision Medicine Initiativesの一つである “Exceptional Responder Initiative”ならびに “NCI-MATCH”のインベスティーターを勤め、NCIプロボカティブ・クエスチョンチーム、キャンサームーンショットの“ヒト腫瘍アトラス”のプロジェクトメンバー。Elsevier出版社のジャーナル、”Current Problems in Cancer”のアソシエートエデイター。日本のがん免疫治療ガイダンスワーキンググループの海外アドヴァイザー。米国内科専門医、血液学科及び腫瘍学科専門医。
小林知代氏 共同代表 Washington Core
米国首都ワシントンDCで、グローバルコンサルティング会社、ワシントン・コアを設立、創業24周年を迎える。政治から経済のセンターへと進化を遂げ、米国で最もダイナミックな産業集積地帯のひとつであるワシントン首都圏において、政策、制度・規制比較、技術提携、市場参入、パートナー開拓に関する各種アドバイザリーサービスを提供。「クライエントの成功はわれわれの成功です」をモットーに、周到なリサーチをベースとするコンサルティング<CO-nsulting based RE-search (CORE) >サービスにより、グローバルビジネスを支援している。津田塾大学国際関係学科を経て、バージニア大学国際ビジネスにて修士号を取得。ゼネラル・エレクトリック社のロボティックス事業部門にて、日米合弁事業の立ち上げ・運営を担当。ワシントン日米協会理事、ワシントン商工会日本語支援委員会、ワシントン日本語学校の運営委員などに従事、文化交流、教育支援など、日米関係強化に精力的に取り組む。
(モデレーター)村上博美 JSIE代表
ワシントンDC経済戦略研究所(ESI)上席研究員、アジア部門バイスプレジデント、日本医療政策機構理事を経て、米国戦略国際問題研究所(CSIS)グローバルヘルスポリシーセンター非常勤フェロー、政策研究大学院大学客員研究員。米国ジョンズ・ホプキンス大学高等国際問題研究大学院(SAIS)や政策研究大学院大学でも教鞭をとった後、2015年にJapan Institute for Social Innovation and Entrepreneurship (JSIE)を創設。米国際経営学修士、米国ジョンズ・ホプキンス大学高等国際問題研究大学院(SAIS)国際関係論博士。上智大学理工学部卒業。