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難民問題や貧富の格差拡大、衛生・環境問題など様々なグローバル課題が山積する今日、それらの課題に対する解決策を導くには、強いリーダーシップと社会変革精神が求められています。社会の閉塞感を打ち破る大きな原動力となりうる女性や若者の活躍の場を広げ、一人ひとりが力を発揮でき、誰もが安心して自立した生活を送れるよう持続可能な発展を促す社会の実現を目指します。
日本をはじめ国際社会においてより包括的な社会の実現を目指し、女性のエンパワーメントを促進しながら、グローバルコミュニティに対する貢献度を高めることを目的としてWashington Women’s Dialogue(WWD)を開催しています。WWDでは、国際問題や社会問題など幅広いイシューを考えつつ、先達に学ぶ場を提供します。ワシントンDCを拠点にロールモデルとなる各界の女性リーダーの方々をゲストスピーカーに迎え、リーダーシップ研鑽のヒントを模索し、少人数でスピーカーと身近に議論できる機会を提供いたします。本イベントシリーズは、Maureen and Mike Mansfield Foundationとの共催となります。
2017年3月30日、Suzanne Basalla 氏、Cintron大久保泉 氏のお二人をお招きしてお話を伺いました。Suzanne Basalla氏は、在東京米国大使館にてルース大使の右腕として2010年から2012年まで東京にて勤務する中、外交、安保、経済分野をカバーし、2011年3月11日をきっかけにTOMODACHI Initiativeという官民パートナーシップをルース大使とともに作り上げました。一方、Cintron大久保泉氏は、米国政府の儀典を担当し、大統領や国務長官をはじめ米国政府要人がかかわる内外の外交ハイレベル会合や国際会議での国賓のレセプションなどを取り仕切るなど貴重な経験をされています。お二人ともリーダーの側近として敏腕をふるい、日米関係の裏側などそれぞれの立場から携わってきた経験や、それまでに至るキャリアの道筋について共有してくださいました。キャリアの選択肢の広さや、世界を転々としながらいろいろなところから次へのステップの可能性が開けてくるということを改めて学びました。
Suzanne Basalla
Executive Vice President and Chief Operation Officer of the US-Japan Council
From March 2010-September 2012, Suzanne served as Senior Adviser to Ambassador Roos in U.S. Embassy Tokyo. In that capacity, she supported the Ambassador on the full portfolio of security, economic, political and cultural issues in the U.S.-Japan relationship. She has been involved in the creation and development of the TOMODACHI Initiative, a public-private partnership established between the U.S. Embassy and the U.S.-Japan Council. Previous to her Embassy assignment, she was Director for Japan in the Office of the Secretary of Defense. She served 13 years as an officer in the United States Navy. Her assignments included service on the staff of Commander, Seventh Fleet on board the USS BLUE RIDGE based in Yokosuka, Japan. In 2008, she received the inaugural Ryozo Kato Award for service to the U.S.-Japan Alliance.
シントロン・大久保 泉
米国務省米国儀典局オフィサー
愛知県・名古屋出身。1992年、